カナグル®️使用はGLP-1アナログと比べて骨折リスクを増加させますか?(Ann Intern Med. 2019)

Fracture Risk After Initiation of Use of Canagliflozin: A Cohort Study.

Fralick M, et al.
Ann Intern Med. 2019.

PMID: 30597484

試験の背景

ナトリウムグルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は、尿中への糖排泄を促進するだけでなく、カルシウム、リン酸、およびビタミンD恒常性に影響を与える可能性がある。過去の報告において、カナグル®️(カナグリフロジン)使用により、骨密度の低下および骨折リスク増大の可能性が示唆された。

目的

グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)アゴニストと比較した、カナグリフロジンの新規使用者における非脊椎骨折リスクを評価すること。

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2型糖尿病患者における血管合併症の関連因子は何ですか?(DISCOVER study; Cardiovasc Diabetol. 2018)

Vascular complications in patients with type 2 diabetes: prevalence and associated factors in 38 countries (the DISCOVER study program).

Kosiborod M, et al.
Cardiovasc Diabetol. 2018.
PMID: 30486889

背景

2型糖尿病関連合併症の世界的な罹患率について充分に研究されていない。 38カ国で実施された世界的な前向き観察研究プログラムであるDISCOVER(NCT02322762; NCT02226822)において、第2選択薬で治療を開始する2型糖尿病患者15,992人を対象とし、ベースライン時の血管合併症の有病率を評価した。

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糖化最終産物は糖尿病性血管合併症の予測因子となりますか?(Diabet Med. 2018)

Accumulation of advanced glycation end products is associated with macrovascular events and glycaemic control with microvascular complications in Type 2 diabetes mellitus.

Yozgatli K, et al.
Diabet Med. 2018.

PMID: 29687658

目的

イギリスの前向き糖尿病(UKPDS)研究では、血糖コントロール(HbA1c)が2型糖尿病の血管合併症を予測できることを示された。糖尿病管理および合併症試験(DCCT)研究は、皮膚生検からの最終糖化産物(AGE)の蓄積が1型糖尿病における血管合併症を予測することを示した。

以前に、我々は組織のAGEが皮膚自己蛍光(SAF)を用いて非侵襲的に測定できることを示した。本研究の目的は、2型糖尿病患者における新しい大血管イベントおよび微小血管合併症に対するHbA1cとSAFの予測値を比較することだった。

方法

対象はオランダの5つの病院から参加した563人。年齢中央値64歳[四分位範囲(IQR)57-72]、糖尿病期間13年の前向きコホート研究を行った。

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ビクトーザ®️は心血管イベントを抑制できますか?(Lancet Diabetes & Endocrinology 2018)

Use of liraglutide and risk of major cardiovascular events: a register-based cohort study in Denmark and Sweden

Svanström H et al.

The Lancet Diabetes & Endocrinology 2018

DOI:https://doi.org/10.1016/S2213-8587(18)30320-6

PMID: 未

試験の背景

臨床試験の結果によれば、グルカゴン様ペプチド-1受容体アゴニストであるリラグルチド(ビクトーザ®️)は、心血管疾患を確立しているか、または心血管リスクが高い2型糖尿病患者の主要な心血管イベントのリスクを有意に低下させる。日常的な臨床診療におけるリラグルチドの心血管効果の評価目的に検討した。

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血糖降下薬による認知症リスクはどのくらいか?(BMJ 2018)

Impact of pharmacological treatment of diabetes mellitus on dementia risk: systematic review and meta-analysis

Jacqueline M McMillan et al.

BMJ 2018

http://dx.doi.org/10.1136/bmjdrc-2018-000563

背景

糖尿病(DM)治療と認知症との関連性はよく理解されていない。

目的

糖尿病治療、低血糖、および認知症との関連性を調査する。

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Up-To-Date Evidence for DPP-4 inhibitors(Last Up Dated on OCT 12th, 2018)

心血管イベントについて検討した臨床試験(CardioVascular Outcome Trials: CVOTs)結果のまとめです!

前回のアップデートから1年ほど経過

https://noirvan13.xsrv.jp/2017/12/14/up-to-date-evidence-of-dpp-4-inhibitors%EF%BC%88last-updated-oct-14th-2017%EF%BC%89/

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メトグルコ®️単剤治療中の2型糖尿病患者ではSU剤に切り替えない方が良い?(BMJ 2018)

Sulfonylureas as second line drugs in type 2 diabetes and the risk of cardiovascular and hypoglycaemic events: population based cohort study.

Douros A et al.

BMJ. 2018 Jul 18;362:k2693. doi: 10.1136/bmj.k2693.

PMID: 30021781

研究の目的

2型糖尿病患者のメトホルミン単独療法と比較して、スルホニルウレア(SU薬)の追加または切り替えが、心筋梗塞、虚血性脳卒中、心血管死、全死亡および重度の低血糖リスク増加と関連しているかどうかを評価する。

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2型糖尿病患者における早期の血糖コントロールは合併症をどのくらい防げますか?(Diabetes Care 2018)

The Legacy Effect in Type 2 Diabetes: Impact of Early Glycemic Control on Future Complications (the Diabetes & Aging Study)

Laiteerapong N et al.

PMID: 未

SUPPLEMENTARY DATA:http://care.diabetesjournals.org/content/diacare/suppl/2018/08/12/dc17-1144.DC1/DC171144SupplementaryData.pdf

研究の目的

糖尿病性合併症および死亡に対し早期の血糖コントロールおよび遺産効果(a legacy effect)を検討する。

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DPP4阻害薬は糖尿病性網膜症のリスクとなりますか?(Diabetes Metab. 2018)#100

Dipeptidyl peptidase-4 inhibitor use and risk of diabetic retinopathy: A population-based study.

Kim NH et al.

Diabetes Metab. 2018 Mar 27. pii: S1262-3636(18)30073-9. doi: 10.1016/j.diabet.2018.03.004. [Epub ahead of print]

PMID: 29752167

試験の目的

ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害薬(dipeptidyl peptidase-4 inhibitor: DPP4i)の使用が、2型糖尿病患者における他の血糖降下藥と比較して、糖尿病性網膜症に有益であるか有害であるかを検討した。

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DPP-4阻害薬の使用は炎症性腸疾患を誘発しますか?①(BMJ 2018)

Dipeptidyl peptidase-4 inhibitors and incidence of inflammatory bowel disease among patients with type 2 diabetes: population based cohort study.

Abrahami D et al.

BMJ. 2018 Mar 21;360:k872. doi: 10.1136/bmj.k872.

PMID: 29563098

背景

マウス炎症性腸疾患モデルに関する研究では、ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害薬により疾患活性の低下をもたらすことが示唆されている。一方、臨床データでは炎症性腸疾患患者の血清 DPP-4濃度が低値であることも報告されている。

DPP-4阻害薬と炎症性腸疾患発症との因果関係は依然として不明である。そこで DPP-4阻害薬使用と炎症性腸疾患との関連についてコホート研究を実施した。

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