高血圧や起立性低血圧は高齢者における転倒リスクとなりますか?(アメリカの人口ベース 前向きコホート研究; J Am Geriatr Soc. 2011)

Hypertension, orthostatic hypotension, and the risk of falls in a community-dwelling elderly population: the maintenance of balance, independent living, intellect, and zest in the elderly of Boston study.

Gangavati A et al.

J Am Geriatr Soc. 2011 Mar;59(3):383-9.

doi: 10.1111/j.1532-5415.2011.03317.x.

PMID: 21391928 

【目的】

ボストン高齢者研究の参加者における、バランス維持、自立生活、知性、および強い関心と、非コントロールおよびコントロール良好の高血圧症、起立性低血圧症(orthostatic hypotension, OH)との関係を調査すること(N =722、平均年齢78.1歳)。

【設計】

前向き集団ベース研究

【設定】

コミュニティ

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処方薬レビューを行うことでポリファーマシーを抱える高齢患者のQOL向上や健康問題の解決に寄与できますか?(RCT; DREAMeR-study; PLoS Med. 2019)

Effects of a clinical medication review focused on personal goals, quality of life, and health problems in older persons with polypharmacy: A randomised controlled trial (DREAMeR-study).

Verdoorn S, et al.

PLoS Med. 2019.

TRIAL REGISTRATION: Netherlands Trial Register; NTR5713.

PMID: 31067214

【背景】

臨床薬物レビュー(Clinical medication reviews, CMRs)は、薬物関連問題(drug-related problems, DRPs)を軽減するために多並存疾患および多剤併用の高齢者でますます行われている。しかし、CMRsが臨床転帰を改善することができるというエビデンスは限られている。

また患者の好みやニーズにはほとんど注意が払われていない。

本研究の目的は、個人の目標、健康関連の生活の質(health-related quality of life, HR-QoL)および健康上の問題の数に焦点を当てた、患者中心のCMRs効果を調査することだった。

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高齢者の血圧コントロールは140/80 mmHg以上が良い?(ドイツ人口ベース前向きコホート研究; the Berlin Initiative Study; Eur Heart J. 2019)

Control of blood pressure and risk of mortality in a cohort of older adults: the Berlin Initiative Study.

Douros A, et al.

Eur Heart J. 2019.

PMID: 30805599

試験の目的】

降圧治療中の血圧(BP)値が140/90 mmHg未満であることが、地域在住の高齢者における全死亡リスクの低下と関連しているかどうかを評価すること。

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心房細動を有す日本人での低用量DOAC使用は問題ない?(人口ベース 後向きコホート研究; SAKURA AFレジストリー; J Cardiol. 2019)

Relationships between maintenance of sinus rhythm and clinical outcomes in patients with heart failure with preserved ejection fraction and atrial fibrillation

Murata N et al.

J Cardiol. 2019

2019 Volume 83 Issue 4 Pages 727-735

PMID: 未

【背景】

心房細動(AF)患者の間で直接経口抗凝固薬(DOAC)の適応外投与が臨床的に行われているが、日本では過剰投与および過少投与の臨床アウトカムに関するデータが欠けている。

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【AMR対策】高齢者の尿路感染症には抗菌薬を使用した方が良いですか?(人口ベース後向きコホート研究:BMJ 2019)

Antibiotic management of urinary tract infection in elderly patients in primary care and its association with bloodstream infections and all cause mortality: population based cohort study.

Gharbi M, et al.
BMJ. 2019.

PMID: 30814048

目的

プライマリケアの高齢患者における尿路感染症(UTI)の抗生物質治療と重篤な有害アウトカムとの関連を評価すること。

試験デザイン

集団ベースの後向きコホート研究。

試験設定

臨床実習研究データリンク(2007-15)のプライマリエピソードの記録は、病院のエピソード統計とイギリスの死亡記録にリンクしている。これらのデータベースを利用した。

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孤立性収縮期高血圧症を有す高齢者におけるブロプレス®️の効果はどのくらいですか?(SCOPE trial サブ解析; J Am Coll Cardiol. 2004.)

Stroke prevention with the angiotensin II type 1-receptor blocker candesartan in elderly patients with isolated systolic hypertension: the Study on Cognition and Prognosis in the Elderly (SCOPE).

Randomized controlled trial

Papademetriou V, et al.
J Am Coll Cardiol. 2004.
PMID: 15364316

研究の目的

本研究の目的は、アンジオテンシンII 1型受容体拮抗薬(ARB)カンデサルタンが、孤立性収縮期高血圧症(isolated systolic hypertension, ISH)の高齢患者における脳卒中のリスクを軽減できるという仮説を検証することであった。

背景

孤立性収縮期高血圧症は高齢者の高血圧症の主な形態であり、さらに脳卒中は最も一般的な心血管系(CV)合併症です。

方法

高齢者の認知と予後に関する研究(the Study on Cognition and Prognosis in the Elderly, SCOPE)では、血液をコントロールするために必要に応じてオープンラベル降圧療法(主にチアジド系利尿薬)を加えた70〜89歳の4,964人の患者をランダムにカンデサルタンまたはプラセボに割り当てた。基本的には二重盲検で実施した。

4,964人の患者のうち、1,518人がISH(収縮期血圧> 160 mm Hgおよび拡張期血圧<90 mm Hg)を示した。

本研究は、ISH患者におけるサブグループ分析である。

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【代用のアウトカム】入浴後の血圧は上がりますか?下がりますか?(Blood Press Monit. 2016)

背景

よく老人ホーム等の施設から「血圧高いのですがお風呂に入って大丈夫ですか?」と質問されることがあります。

個人的には「入っても問題ない」と考えているのですが、入浴で血圧は下がるのか、上がるのか気になったため論文検索を行った。

高齢者における心血管健康レベルと認知症との関係性はどのくらいですか?(JAMA 2018)

Association of Cardiovascular Health Level in Older Age With Cognitive Decline and Incident Dementia.

Samieri C, et al.

JAMA. 2018 Aug 21;320(7):657-664. doi: 10.1001/jama.2018.11499.

PMID: 30140876

研究の重要性

心血管の健康レベルと認知症リスクとの関係についての証拠は限られている。

目的

米国心臓協会(AHA)の7項目ツールを用いて定義された心血管の健康レベルと、高齢者における認知症および認知機能低下リスクとの関連性を調べること。

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【寄稿のお知らせ】AHEADMAP会報誌・臨床批判Vol.2 No.3(2018年10月)

臨床批評VoL.2 No.4リリース

AHEADMAP会報誌に寄稿しました!!

今回の内容は「薬剤性せん妄が疑われる症例」への処方提案です。

介入方法や考え方だけでなく、臨床行動のSTEP5についても触れています。

 

拙文ですが御一読いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

 

前回の寄稿内容はこちら↓

https://noirvan13.xsrv.jp/2018/07/28/【寄稿のお知らせ】aheadma…ol-2-no-3(2018年7/

 

以下の画像をクリックすると 、

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ザイロリック®使用は高齢者の末梢動脈疾患リスクを減らせますか?(Rheumatology (Oxford). 2018)

Allopurinol and the risk of incident peripheral arterial disease in the elderly: a US Medicare claims data study.

Singh JA et al.

Rheumatology (Oxford). 2018 Mar 1;57(3):451-461.

PMID: 29106674

試験の目的

ザイロリック®️(アロプリノール)の使用が米国の高齢者における末梢動脈疾患(PAD)のリスクの低下と独立して関連しているかどうかを検討する。

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