ステージ3CKDおよび無症候性の高尿酸血症患者におけるフェブリク®️の効果はどのくらいですか?(DB-RCT; FEATHER trial; J Kidney Dis. 2018)

Febuxostat Therapy for Patients With Stage 3 CKD and Asymptomatic Hyperuricemia: A Randomized Trial.

Kimura K et al.

Am J Kidney Dis. 2018 Dec;72(6):798-810.

doi: 10.1053/j.ajkd.2018.06.028. Epub 2018 Sep 1.

Registered at the UMIN (University Hospital Medical Information Network) Clinical Trials Registry with study number UMIN000008343.

PMID: 30177485

Funded by Teijin Pharma Limited.

【理論的根拠および目的】

疫学的および臨床的研究は、尿酸低下療法が慢性腎臓病(CKD)の進行を遅らせることを示唆している。しかし決定的な証拠は欠けている。

【研究デザイン】

ランダム化二重盲検プラセボ対照試験。

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高尿酸血症患者の脳血管・心血管イベントに対するフェブリク®️の効果はどのくらいですか?(FREED試験, PROBE研究, EHJ 2019)

Febuxostat for Cerebral and CaRdiorenovascular Events PrEvEntion StuDy 

Kojima S et al.

Eur Heart Jour. 2019.

【目的】

フェブキソスタット治療を受けた高尿酸血症患者と、生活習慣を改善した従来の治療法を受けた患者における、脳、心血管、および腎臓のイベント発生を比較すること。

【方法】

本多施設共同前向きランダム化非盲検エンドポイント試験は、日本の141の病院で行われた。

合計1,070人が治療意図集団(Intention-To-Treat, ITT)に含まれた。

高血圧症、2型糖尿病、腎疾患、または脳もしくは心血管疾患の既往歴によって定義される、脳、心血管、または腎疾患リスクがある高尿酸血症(血清尿酸> 7.0から≦9.0 mg / dL)の高齢​​患者、フェブキソスタット群と非フェブキソスタット群に無作為に割り付けられ、36ヶ月間観察された。

脳、心血管、および腎臓のイベントならびに総死亡が主要な複合イベントとして定義された。

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腎障害を有する2型糖尿病患者におけるカナグル®️の効果はどのくらいですか?(DB-RCT, CREDENCE; NEJM 2019)

Canagliflozin and Renal Outcomes in Type 2 Diabetes and Nephropathy

April 14, 2019
DOI: 10.1056/NEJMoa1811744

N Eng J Med. 2019.

PMID: 30990260

Funded by Janssen Research and Development

ClinicalTrials.gov number, NCT02065791

【背景】

2型糖尿病は、世界中で腎不全の主な原因である。しかし有効な長期治療法はほとんどありません。ナトリウム – グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害剤を用いた心血管試験において探索的な結果では、SGLT2阻害薬使用により2型糖尿病患者の腎アウトカム改善の可能性が示唆された。

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2型糖尿病患者における末期腎障害リスクはどのくらいですか?(Diabetes Care. 2019)

Cumulative Risk of End-Stage Renal Disease Among Patients With Type 2 Diabetes: A Nationwide Inception Cohort Study.

Finne P, et al.
Diabetes Care. 2019.
PMID: 30692239

試験の目的

2型糖尿病診断後の末期腎臓病(ESRD)の長期累積リスクを推定すること。

研究デザインおよび方法

本全国規模の集団ベースコホート研究には、1990年から2011年に診断された2型糖尿病患者421,429人が含まれた。

人口の100%をカバーする、フィンランドのいくつかの国民健康管理レジスター間のデータリンクは、抗糖尿病薬を服用し始めたか、または糖尿病のために入院したほぼ全ての住民の包含を可能にした。

ESRDの累積リスクおよびESRD、死亡のハザード比[HR]は、年齢、性別、および糖尿病診断の期間に従って推定された。

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カナグリフロジンは 2型糖尿病患者の心血管・腎イベント発生を抑制できますか?(CANVAS program; NEJM 2017; Free→charge)

Canagliflozin and Cardiovascular and Renal Events in Type 2 Diabetes.

N Eng J Med. 2017 Jun 12. doi: 10.1056/NEJMoa1611925. [Epub ahead of print]

Neal B et al.

PMID: 28605608

ClinicalTrials.gov No.: NCT01032629(CANVAS), NCT01989754(CANVAS-R)

 

【資金提供】

Janssen Research and Development

 

【利益相反COI or 開示disclosure】

http://www.nejm.org/doi/suppl/10.1056/NEJMoa1611925/suppl_file/nejmoa1611925_disclosures.pdf

【統合解析方法のペーパー】

Optimizing the analysis strategy for the CANVAS Program: A prespecified plan for the integrated analyses of the CANVAS and CANVAS-R trials. – PubMed – NCBI

PMID: 28244644

試験背景

カナグリフロジン(商品名:カナグル)は、糖尿病患者の血糖値、体重、およびアルブミン尿を減少させるナトリウム – グルコース共輸送体2(SGLT-2)阻害剤である。
心血管、腎臓、および安全性アウトカムに対するカナグリフロジン治療の効果を報告する。本論文は、CANVASおよび CANVAS-Rという 2試験の統合結果である。 “カナグリフロジンは 2型糖尿病患者の心血管・腎イベント発生を抑制できますか?(CANVAS program; NEJM 2017; Free→charge)” の続きを読む