痛風患者におけるザイロリック®️とフェブリク®️の心血管リスクの比較(韓国 人口ベースのコホート研究; Rheumatology (Oxford). 2019)

Comparative cardiovascular risk of allopurinol versus febuxostat in patients with gout: a nation-wide cohort study.

Kang EH et al.

Rheumatology (Oxford). 2019 May 16. pii: kez189.

doi: 10.1093/rheumatology/kez189. [Epub ahead of print]

PMID: 31098635

【試験の目的】

アロプリノール vs. フェブキソスタットを開始している痛風患者の心血管(CV)リスクを比較すること。

【方法】

2002年から2015年までの韓国国民健康保険サービス(Korean National Health Insurance Service)の全データを使用して、アロプリノールまたはフェブキソスタットを開始した痛風患者に関するコホート研究を実施した。

主要評価項目は、心筋梗塞、脳卒中/一過性虚血性発作、または冠状動脈血行再建術の複合CVエンドポイントだった。二次アウトカムは、一次アウトカムの個々の要素と総死亡だった。

交絡を制御するためにアロプリノールとフェブキソスタットイニシエーターに対して4:1の比率の傾向スコアマッチングを使用した。死亡の原因となる致命的ではない結果について、競合するリスク分析が行われた。

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慢性痛風患者における尿酸低下治療は心血管イベントに影響しますか?(Rheumatology 2017)

Cardiovascular effects of urate-lowering therapies in patients with chronic gout: a systematic review and meta-analysis.

Review article

Zhang T, et al. Rheumatology (Oxford). 2017.

目的

痛風患者における尿酸低下治療(ULT)が心血管系(CV)のアウトカムを減少させることができるかどうかを決定すること。

方法

ランダム化試験で痛風におけるULT治療を検索した。ULTのCV安全性を報告した試験を適格とした。

可能性のある薬としては、アロプリノール、フェブキソスタット、ペロチカーゼ、ラスブリカーゼ、プロベネシド、ベンズブロマロン、スルフィンピラゾン、ロサルタン、フェノフィブラートおよびナトリウム – グルコース結合トランスポーター2阻害剤が挙げられた。

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痛風患者におけるアロプリノール使用は腎機能に影響しますか?(JAMA Intern Med 2018)

Association of Chronic Kidney Disease With Allopurinol Use in Gout Treatment.

Vargas-Santos AB et al.

JAMA Intern Med. 2018 Oct 8. doi: 10.1001/jamainternmed.2018.4463. [Epub ahead of print]

PMID: 30304329

研究の重要性

臨床医は、腎機能が低下したときに痛風患者におけるアロプリノール使用についてしばしば慎重である。

研究の目的

痛風患者におけるアロプリノール使用と慢性腎疾患ステージ3以上のリスクとの関連性を評価する。

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心血管疾患を伴う痛風患者に対してフェブリク®️とザイロリック®️はどちらがより安全に使用できますか?(CARES trial; NEJM 2018)

Cardiovascular Safety of Febuxostat or Allopurinol in Patients with Gout

White WB et al. CARES investigators.

NEJM 2018

PMID: 29527974

ClinicalTrials.gov number: NCT01101035.

資金提供Funding

Takeda Development Center Americas

開示Disclosures

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1710895?query=featured_home#article_supplementary_material

私的背景

2017年 11月 15日 FDAからフェブキソスタット(フェブリク®️)についてSafety Alertsが発信された。その後、以下のサイトにあるように2019年2月21日フェブリク®️に枠組み警告がなされた。

FDA adds Boxed Warning for increased risk of death with gout medicine Uloric (febuxostat)

実は新薬としてフェブリク®️が承認された際に FDAから追加試験を実施するよう勧告されていた。日本時間 2018年 3月 12日に最新論文が NEJMに掲載された。早速、批判的吟味してみた。

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