症候性心血管疾患を有さない患者における低用量アスピリンは頭蓋内出血を増やしますか?(SR&MA; JAMA Neurol. 2019)

Frequency of Intracranial Hemorrhage With Low-Dose Aspirin in Individuals Without Symptomatic Cardiovascular Disease: A Systematic Review and Meta-analysis.

Huang WY, et al.

JAMA Neurol. 2019.

PMID: 31081871

【研究の重要性】

心血管イベント一次予防のための低用量アスピリンの使用は、出血リスクの増加が全体的な利益を相殺する可能性があるため、議論の余地がある。

主要な出血イベントの中で、頭蓋内出血は高い死亡率と機能的依存に関連している。

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メトホルミン使用中の日本人2型糖尿病患者における乳酸アシドーシス発生リスクはどのくらいですか?(後向き傾向スコアマッチ コホート研究; Pharmacoepidemiol Drug Saf. 2016)

Epidemiology of lactic acidosis in type 2 diabetes patients with metformin in Japan.

Chang CH, et al.
Pharmacoepidemiol Drug Saf. 2016.

【目的】

抗糖尿病薬で治療された日本人2型糖尿病(T2DM)患者における乳酸アシドーシス(Lactic acidosis, LA)の発生率とメトホルミンの役割を推定する。

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心不全治療における服薬アドヒアランスは予後に影響しますか?(後向きコホート研究; Pharmacotherapy. 2018)

Association Between Medication Adherence and the Outcomes of Heart Failure.

Hood SR, et al.
Pharmacotherapy. 2018.
PMID: 29600819

【背景】

心不全患者の以前の研究では、心血管系薬剤服薬遵守と入院または入院と死亡の複合的な終点との関連性が示された。

救急部の訪問、入院、および死亡の健康上の転帰を区別し、一般的な大規模医療集団における治療順守の影響を評価した研究はほとんどない。

【目的】

インディアナ州の成人心不全患者における救急部訪問、入院、および死亡に対する心血管薬の服薬遵守向上との関連性を決定すること。

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急性非代償性心不全患者の退院後心死亡率に対するトルバプタン投与量の影響はどのくらいですか?(後向き研究; Heart Vessels. 2018)

The effects of tolvaptan dose on cardiac mortality in patients with acute decompensated heart failure after hospital discharge.

Matsumoto K et al.

Heart Vessels. 2018 Oct;33(10):1204-1213. doi: 10.1007/s00380-018-1177-6. Epub 2018 Apr 23.

PMID: 29687159

【背景・目的】

サムスカ ®️(トルバプタン)は、主に従来の利尿薬療法に抵抗性の急性非代償性心不全(Acute Decompensated Heart Failure, ADHF)患者に使用される、新規に開発された経口バソプレシン-2受容体拮抗薬である。

本研究の目的は、ADHF入院後に退院した患者の心死亡率に対する外来TLV投与量の影響を調査することであった。

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糖尿病治療における最初の薬剤は何が良いですか?(後向きコホート研究; JAMA Intern Med. 2014)

Initial choice of oral glucose-lowering medication for diabetes mellitus: a patient-centeredcomparative effectiveness study.

Berkowitz SA et al.

JAMA Intern Med. 2014 Dec;174(12):1955-62.

doi: 10.1001/jamainternmed.2014.5294.

PMID: 25347323

【研究の重要性】

経口血糖低下薬は多くのクラスが承認されているが、糖尿病治療法の初期選択を導くための比較有効性証拠はほとんど存在しない。

【目的】

治療初期に使用された経口血糖低下薬クラスの効果および、その後の治療強化および4つの短期的な有害臨床イベントの必要性を決定すること。

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心房細動を有す日本人での低用量DOAC使用は問題ない?(人口ベース 後向きコホート研究; SAKURA AFレジストリー; J Cardiol. 2019)

Relationships between maintenance of sinus rhythm and clinical outcomes in patients with heart failure with preserved ejection fraction and atrial fibrillation

Murata N et al.

J Cardiol. 2019

2019 Volume 83 Issue 4 Pages 727-735

PMID: 未

【背景】

心房細動(AF)患者の間で直接経口抗凝固薬(DOAC)の適応外投与が臨床的に行われているが、日本では過剰投与および過少投与の臨床アウトカムに関するデータが欠けている。

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出血性脳卒中後の降圧薬はしっかり飲んだ方が良いですか?(Hypertension 2018)

Effect of Adherence to Antihypertensive Medication on the Long-Term Outcome After Hemorrhagic Stroke in Korea

Kim et al.

Hypertension 2018

PMID: 29915019

研究の背景

高血圧症は、出血性脳卒中の最も重要な単一の危険因子であり、世界的に死亡率および障害の主要な原因である。降圧薬の服薬アドヒアランスは、厳密な血圧管理を達成するために不可欠だが、服薬アドヒアランス不良は臨床診療において一般的である。

試験の目的

急性出血性脳卒中患者における降圧薬の服薬アドヒアランスおよび長期的なアウトカムへの影響を評価した。本研究は韓国全土の健康保険請求データベースに基づく後向きコホート研究である。

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高齢者におけるPPI長期使用は市中肺炎のリスク因子ですか?

Proton-Pump Inhibitors and Long-Term Risk of Community-Acquired Pneumonia in Older Adults.

Zirk-Sadowski J, et al.

J Am Geriatr Soc. 2018.

PMID: 29676433

背景

プロトンポンプ阻害薬(Proton-Pump Inhibitor:PPI)使用により市中肺炎のリスク増加が報告されている。本試験は高齢者におけるPPI使用が同様にリスクを増加させるか否か、後ろ向きに検討した。

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2型糖尿病治療における血圧や脂質、血糖コントロールはどのように行いますか?ほどほどでも何とかなりますか?(後向きコホート研究; PLoS One. 2014; Free)

All-Cause Mortality in Patients with Type 2 Diabetes in Association with Achieved Hemoglobin A1c, Systolic Blood Pressure, and Low-Density Lipoprotein Cholesterol Levels

PLoS One. 2014 Oct 27;9(10):e109501. doi: 10.1371/journal.pone.0109501. eCollection 2014.

Chiang HH et al.

PMID: 25347712

 

背景

2型糖尿病患者におけるヘモグロビンA1c(HbA1c)および収縮期血圧(SBP)、低比重リポタンパク質コレステロール(LDL-C)のコントロールについてはあまり明らかではない。本研究では、各々のコントロール幅と死亡率との関連性を明らかにする。

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