心不全にβ遮断薬がより有効なのは駆出率がどのくらいの人ですか?(RCTのメタ解析; Eur Heart J. 2018)

Beta-blockers for heart failure with reduced, mid-range, and preserved ejection fraction: an individual patient-level analysis of double-blind randomized trials.

Cleland JGF, et al.

Eur Heart J. 2018.

Clinicaltrials.gov: NCT0083244

PROSPERO: CRD42014010012

PMID: 29040525

【目的】

近年のガイドラインでは、心不全および左心室駆出率(LVEF)が40〜49%の患者は、LVEF≥50%と同様に管理することを推奨している。

そこで二重盲検ランダム化プラセボ対照試験により、LVEFによるベータ遮断薬の効果を調査した。

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高血圧患者における身体活動レベルは死亡リスクを減らせますか?(Hypertension. 2019)

Dose-Response Association Between Level of Physical Activity and Mortality in Normal, Elevated, and High Blood Pressure.

Joseph G, et al.

Hypertension. 2019.

PMID: 31607173

【背景】

高血圧において最大の健康上の利益を生み出す運動の量を検証することは挑戦だった。

本研究の目的は、さまざまな血圧レベルにおける毎日の身体活動レベル、総死亡率および心血管予後の関連を調査することだった。

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急性外傷性脳損傷におけるトラネキサム酸注射液の効果はどのくらいですか?(RCT; CRASH-3 trial; Lancet 2019)

Effects of tranexamic acid on death, disability, vascular occlusive events and other morbidities in patients with acute traumatic brain injury (CRASH-3): a randomised, placebo-controlled trial.

CRASH-3 trial collaborators

Lancet. 2019.

FUNDING: National Institute for Health Research Health Technology Assessment, JP Moulton Charitable Trust, Department of Health and Social Care, Department for International Development, Global Challenges Research Fund, Medical Research Council, and Wellcome Trust (Joint Global Health Trials scheme).

PMID: 31623894

【背景】

トラネキサム酸は、外科的出血を減少させ、外傷性頭蓋外出血患者の死亡率を低下させる。頭蓋内出血は、外傷性脳損傷(traumatic brain injury, TBI)後によく見られ、脳ヘルニアや死を引き起こす可能性がある。TBI患者におけるトラネキサム酸の効果を評価することを目指した。

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楽観主義な人は心血管イベントや死亡率が低いかもしれない(; JAMA Netw Open. 2019)

Association of Optimism With Cardiovascular Events and All-Cause Mortality: A Systematic Review and Meta-analysis.

Rozanski A, et al.

JAMA Netw Open. 2019.

PMID: 31560385

【研究の重要性】

楽観と悲観は簡単に測定でき、心血管リスクおよひ総死亡に関連する潜在的に修正可能な考え方である。

【目的】

将来の心血管イベントと総死亡率に対する楽観とリスクとの関連についてメタ分析と系統的レビューを実施する。

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【批判的吟味】ダパグリフロジンは心不全増悪や心血管イベントを抑制できますか?(RCT; DAPA-HF; NEJM2019)

Dapagliflozin in Patients with Heart Failure and Reduced Ejection Fraction

McMurray JJV et al.

NEJM 2019

PMID:31535829

Funding: AstraZeneca

ClinicalTrials .gov number, NCT03036124.

【抄録の日本語訳はこちら↓】

駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者におけるフォシーガ®️の効果はどのくらいですか?(RCT; DAPA-HF; NEJM 2019)

PICOTS

P: EF40%以下の心不全患者(NYHA II〜IV)

I : 標準治療+ダパグリフロジン 10mg/day

C: 標準治療+プラセボ

O: primary outcome —- 心不全の増悪(入院あるいは静脈内治療を必要とする心不全)+心血管死亡の複合

T: ランダム化比較試験(バランスブロックランダム化、2型糖尿病の有無に重きをおきわ層別化)、治療・予後、プラセボ対照、ITT解析

S: 20ヶ国の410施設、追跡期間18ヶ月

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駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者におけるフォシーガ®️の効果はどのくらいですか?(RCT; DAPA-HF; NEJM 2019)

Dapagliflozin in Patients with Heart Failure and Reduced Ejection Fraction

  • McMurray JJV et al.

New Eng J Med 2019

September 19, 2019
DOI: 10.1056/NEJMoa1911303

Funded by AstraZeneca; DAPA-HF

ClinicalTrials.gov number, NCT03036124. opens in new tab.)

PMID: 未

【背景】

2型糖尿病の患者では、ナトリウムグルコース共輸送体2(SGLT2)阻害剤により、おそらくグルコース非依存性メカニズムにより、心不全の最初の入のリスクが低下する。

2型糖尿病の有無に関係なく、心不全が確定し駆出率が低下した患者におけるSGLT2阻害剤の効果に関して、より多くのデータが必要である。

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高齢者での降圧は積極的にした方が良いですか?(前向きコホート研究; SHADES; Age Ageing. 2016)

Blood pressure and all-cause mortality: a prospective study of nursing home residents.

Rådholm K, et al.

Age Ageing. 2016.

PMID: 27496923

【目的】

血圧の自然な経過と、養護施設コホートにおける死亡率との関係を調査する。

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ラーメン店の数と脳卒中による死亡は相関する?(日本の地域相関研究; Nutrition Journal 2019)

Ramen restaurant prevalence is associated with stroke mortality in Japan: an ecological study

Matsuzono K et al.

Nutrition Journal volume 18, Article number: 53 (2019) 

PMID: 未

【背景】

脳卒中と栄養の関係は最近調査された。しかし、日本での食事と脳卒中の関係は明らかにされていない。本研究では、ラーメンの消費と脳卒中死亡率との間に関連があると仮定した。したがって、我々は日本の都道府県におけるラーメン店の流行と脳卒中死亡率との関連を調査した。

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ゼチーア®️には75歳以上の高齢患者における心血管イベント一次予防効果がありますか?(PROBE; EWTOPIA 75; Circulation 2019)

Ezetimibe Lipid-Lowering Trial on Prevention of Atherosclerotic Cardiovascular Disease in 75 or Older (EWTOPIA 75): A Randomized Controlled Trial

Ouchi Y et al.

Originally publishedhttps://doi.org/10.1161/CIRCULATIONAHA.118.039415Circulation. ;0:null

Clinical Trial Registration: URL: https://www.umin.ac.jp Unique identifier: UMIN000001988.

PMID: 未

【背景】

75歳以上の高齢者におけるLDL-C低下療法による冠動脈疾患(CAD)イベントの一次予防に関するエビデンスは不十分である。

本試験では、エゼチミブによるLDL-C低下療法が高齢患者の心血管イベントの一次予防に役立つかどうかを検討した。

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ICU患者における厳格な血糖コントロールの効果はどのくらいですか?(RCT; NICE-SUGAR study; NEJM 2009)

ntensive versus conventional glucose control in critically ill patients.

Randomized controlled trial

NICE-SUGAR Study Investigators,
N Engl J Med. 2009.
PMID: 19318384

【背景】

重症患者の血糖値の最適な目標範囲は不明のままである。

【方法】

集中治療室(ICU)に入院してから24時間以内、かつ3日以上連続してICUでの治療が必要になると予想された成人患者を対象とした。

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