心不全 HFrEF 患者における新薬エントレスト®️の効果はどのくらいですか?(RCT; PARADIGM-HF; NEJM 2014)

Angiotensin-neprilysin inhibition versus enalapril in heart failure.

Randomized controlled trial

McMurray JJ, et al.
N Engl J Med. 2014.
PMID: 25176015

Funded by Novartis

ClinicalTrials.gov number, NCT01035255.

【背景】

駆出率が低下した心不全患者におけるアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害剤LCZ696(サクビトリルバル・バルサルタン配合剤)とエナラプリル(レニベース®️)を比較した。

以前の研究では、エナラプリルはそのような患者の生存率を改善した。

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慢性リンパ性白血病に対する化学免疫療法とリツキサン®️+イムブルビカ®️はどちらが優れていますか?(RCTの中間解析; NEJM 2019)

Ibrutinib-Rituximab or Chemoimmunotherapy for Chronic Lymphocytic Leukemia.

N Engl J Med. 2019 Aug 1;381(5):432-443.

doi: 10.1056/NEJMoa1817073.

PMID: 31365801

【試験背景】

未治療の慢性リンパ性白血病(CLL)の患者における、フルダラビン(フルダラ®️)、シクロホスファミド(エンドキサン®️)、およびリツキシマブ(リツキサン®️)による標準的な化学免疫療法と比較した場合の、イブルチニブ-リツキシマブによる治療の有効性に関するデータは限られている。

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HER2陰性乳がん患者においてアブラキサン®️とタキソール®️はどちらが優れていますか?(ENTA trial; RCT; JAMA Oncol. 2018)

Comparing Neoadjuvant Nab-paclitaxel vs Paclitaxel Both Followed by Anthracycline Regimens in Women With ERBB2/HER2-Negative Breast Cancer-The Evaluating Treatment With Neoadjuvant Abraxane (ETNA) Trial: A Randomized Phase 3 Clinical Trial.

Gianni L, et al.
JAMA Oncol. 2018.
PMID: 29327055

Trial Registration: clinicaltrials.gov Identifier: NCT01822314.

【重要性】

アントラサイクリンとそれに続くタキサンを使用したネオアジュバント化学療法レジメンの研究では、アントラサイクリンベースのレジメン単独と比較して、病理学的完全寛解(pathological complete remission, pCR)率が2倍になることが報告されている。

また治療順序が逆であってもアクティビティは減少しなかった。

Nab-パクリタキセルは、パクリタキセルのアルブミン結合ナノ粒子であり、前投薬なしで安全な注入を可能にし、その使用により、GeparSepto試験で優位にpCR率が高かった。

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心不全患者にメトグルコ®️を使っても問題ありませんか?(観察研究のSR; Circ Heart Fail. 2013.)

Comparative safety and effectiveness of metformin in patients with diabetes mellitus and heart failure: systematic review of observational studies involving 34,000 patients.

Review article

Eurich DT, et al.
Circ Heart Fail. 2013.
PMID: 23508758

【背景】

心不全(Heart Failure, HF)におけるメトホルミンの安全性と有効性に関しては、継続的な論争がある。

したがって本研究では、糖尿病およびHF患者におけるメトホルミンの試験および非試験的エビデンスの体系的レビューを実施した。

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心不全治療における服薬アドヒアランスは予後に影響しますか?(後向きコホート研究; Pharmacotherapy. 2018)

Association Between Medication Adherence and the Outcomes of Heart Failure.

Hood SR, et al.
Pharmacotherapy. 2018.
PMID: 29600819

【背景】

心不全患者の以前の研究では、心血管系薬剤服薬遵守と入院または入院と死亡の複合的な終点との関連性が示された。

救急部の訪問、入院、および死亡の健康上の転帰を区別し、一般的な大規模医療集団における治療順守の影響を評価した研究はほとんどない。

【目的】

インディアナ州の成人心不全患者における救急部訪問、入院、および死亡に対する心血管薬の服薬遵守向上との関連性を決定すること。

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1型糖尿病患者における厳格な血糖コントロールにより網膜症を防げますか?(RCT; DCCT trial; Arch Ophthalmol. 1998)

Early worsening of diabetic retinopathy in the Diabetes Control and Complications Trial.

Randomized controlled trial

[No authors listed]
Arch Ophthalmol. 1998.
PMID: 9682700

【目的】

糖尿病管理および合併症試験(the Diabetes Control and Complications Trial, DCCT)における糖尿病性網膜症の「早期悪化」の頻度、重要性、および危険因子を考証する。

【方法】

DCCTは、非増殖性網膜症を有さない、あるいは中程度までのインスリン依存性糖尿病患者を対象に、集中治療と従来治療を比較した多施設共同ランダム臨床試験でした。

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直腸結腸がん患者におけるエルプラット®️使用は3ヶ月と6ヶ月どちらが良さそうですか?(非劣性 RCT; SCOT trial; Lancet Oncol. 2018)

3 versus 6 months of adjuvant oxaliplatin-fluoropyrimidine combination therapy for colorectal cancer (SCOT): an international, randomised, phase 3, non-inferiority trial.

Iveson TJ, et al.
Lancet Oncol. 2018.
PMID: 29611518

FUNDING: Medical Research Council, Swedish Cancer Society, NETSCC, and Cancer Research UK.

【背景】

ステージ3の結腸直腸癌(大腸がん)に対する補助療法として、6ヵ月のオキサリプラチン含有化学療法が通常行われる。

本試験では、3ヵ月のオキサリプラチン含有化学療法が通常の6ヵ月の治療よりも劣っていないかどうかを調べた。

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進行性結腸直腸癌におけるFOLFIRIとFOLFOX6はどちらを先にした方が良いですか?(RCT; GERCOR; J Clin Oncol. 2004)

FOLFIRI followed by FOLFOX6 or the reverse sequence in advanced colorectal cancer: a randomized GERCOR study.

Randomized controlled trial

Tournigand C, et al.
J Clin Oncol. 2004.

PMID: 14657227

【目的】

進行性の結腸直腸癌では、第III相試験で、FU + LV単独よりも、フルオロウラシル(FU)とロイコボリン(LV)を、イリノテカンまたはオキサリプラチンと併用することの優位性が実証されている。

本第III相試験では、フォリン酸(葉酸)+FU+イリノテカン(FOLFIRI)の後にフォリン酸+FU+オキサリプラチン(FOLFOX6、A群)、およびFOLFOX6の後にFOLFIRI(B群)という2つのシーケンスが調査された。

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転移性前立腺がんの一次治療におけるイクスタンジ®️上乗せ効果はどのくらいですか?(RCT; NEJM 2019)

Enzalutamide with Standard First-Line Therapy in Metastatic Prostate Cancer.

Randomized controlled trial

Davis ID, et al.
N Engl J Med. 2019.
PMID: 31157964

Funded by Astellas Scientific and Medical Affairs and others

ENZAMET (ANZUP 1304) ANZCTR number, ACTRN12614000110684

ClinicalTrials.gov number, NCT02446405

EU Clinical Trials Register number, 2014-003190-42.

【背景】

アンドロゲン受容体阻害薬のエンザルタミドは、去勢抵抗性前立腺癌における全生存期間の延長と関連している。

早期ドセタキセルの有無にかかわらず、テストステロン抑制にエンザルタミドを追加することが、転移性ホルモン感受性前立腺癌の男性の生存率を改善するかどうかはわかっていない。

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関節リウマチ患者におけるリピトール®️使用は心血管イベント初発を予防できますか?(RCT; Arthritis Rheumatol. 2019)

A Multicenter, Randomized, Placebo-Controlled Trial of Atorvastatin for the Primary Prevention of Cardiovascular Events in Patients With Rheumatoid Arthritis.

Kitas GD et al.

Arthritis Rheumatol. 2019 Apr 15.

doi: 10.1002/art.40892. [Epub ahead of print]

PMID: 30983166

【目的】

関節リウマチ(Rheumatoid arthritis, RA)は心血管イベント(cardiovascular event, CVE)リスクの増加と関連している。

しかしRAにおけるスタチンの影響は確立されていない。本研究ではアトルバスタチンがRA患者におけるCVEの一次予防においてプラセボより優れているかどうかを評価した。

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