アンギオテンシン変換酵素阻害薬によるクレアチニン上昇リスクはどのくらいですか?(レビュー;Arch Intern Med. 2000)

Angiotensin-converting enzyme inhibitor-associated elevations in serum creatinine: is this a cause for concern?

Bakris GL, et al.
Arch Intern Med. 2000.
PMID: 10724055

【背景】

アンギオテンシン変換酵素阻害剤(ACEI)でレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の作用を低下させると、糖尿病の有無にかかわらず患者の腎症の進行が遅くなる。

多くのACEIベース臨床試験の事後分析では、研究開始時に腎不全の程度が最も高い患者で腎疾患の進行が最も遅くなることを示している。

しかし、多くの医師は、血清クレアチニンまたはカリウムのレベルが上昇することを恐れて腎不全の患者にACEIまたはアンジオテンシン受容体遮断薬を使用することに失敗している。

【目的】

ACEIまたはアンジオテンシン受容体遮断薬の使用に関連する、糸球体濾過率(GFR)または血清クレアチニンレベルの上昇のいずれかの限られた初期低下が、腎不全患者の腎機能低下に対する長期的な保護をもたらすかどうかを判断すること。

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