クラビット®️が3回服用から1回服用に変わったのは何故ですか?(Open-semi-RCT; )

論文1:Levofloxacin 300 mg Once-daily versus Levofloxacin 100 mg Three-times-daily in the Treatment of Respiratory Tract Infections in Elderly Patients

Mita Y et al.

Kitakanto Med J 2003; 53; 251-255

PMID: 未

【背景・目的】

クラビット®️(レボフロキサシン, LVFX)は、(西暦2000年頃では)新規に合成されたキノロン系抗菌薬である。

アメリカや他の国では呼吸器感染症に対して、レボフロキサシン500 mg/日の用量で1日1回投与するレジメンの有効性が報告されているが、日本ではほとんど使われていない。

【方法】

本試験は、ランダム化、パラレルグループ、オープンラベル、多施設共同で実施された。試験参加者は呼吸器感染症にかかった高齢者、LVFX 300 mgを1日1回 7日間 と LVFX 100 mgを1日3回 7日間 を比較検討した。

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多剤耐性細菌:病室と患者の手には何がいるのか?

Multidrug-resistant Organisms in Hospitals: What Is on Patient Hands and in Their Rooms?

Mody L, et al.
Clin Infect Dis. 2019.
PMID: 30980082

【背景】

多剤耐性生物(Multidrug-Resistant Organisms, MDRO)感染における医療従事者の手の汚染の影響は重要なためよく研究されている。 しかし患者の手の汚染の役割はさらに特徴付けられる(研究を重ねる)必要がある。

【方法】

ミシガン州南東部の2つの病院において、患者の部屋に到着してから24時間以内に募集され、かつ前向きに鼻孔、利き手、および6つの接触環境面の微生物監視を用いて追跡した

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アンギオテンシン受容体拮抗薬(ARB)により発がんリスクは増えますか?(SR&MA; European Journal of Internal Medicine 2019)

Systematic review and meta-analysis of randomised controlled clinical trial evidence refutes relationship between pharmacotherapy with angiotensin-receptor blockers and an increased risk of cancer

Datzmann T et al.

European Journal of Internal Medicine
Volume : 62 April 01, 2019

https://doi.org/10.1016/j.ejim.2019.04.019

【研究の目的】

発癌に対するアンギオテンシン受容体遮断薬(ARB)の潜在的な影響は、非常に議論されているトピックである。

観察的研究ならびにげっ歯類を用いた発がん性アッセイにおける前臨床研究の両方において、癌発生におけるレニン – アンジオテンシン – アルドステロン系(RAAS)の主要な役割を示唆している。

そのため、ARBおよび発がん性に関する入手可能な試験データを主な結果として系統的レビューおよびメタアナリシスを実施した。 副次的アウトカムは、腫瘍特異的死亡率および肺がん、乳がん、および前立腺がんに特に重点を置いた特定の腫瘍型の新規症例の頻度として定義された。

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心房細動患者においてカテーテルアブレーションと抗不整脈薬はどちらが優れていますか?(Open-RCT; CABANA trial; JAMA 2019)

Effect of Catheter Ablation vs Antiarrhythmic Drug Therapy on Mortality, Stroke, Bleeding, and Cardiac Arrest Among Patients With Atrial Fibrillation: The CABANA Randomized Clinical Trial.

Packer DL, et al.
JAMA. 2019.

Trial Registration: ClinicalTrials.gov Identifier: NCT00911508.

PMID: 30874766

【試験の重要性】

カテーテルアブレーションは、心房細動(AF)の洞調律の回復に効果的だが、長期死亡率と脳卒中リスクへの影響は不明である。

【試験の目的】

AFのアウトカムを改善するためにカテーテルアブレーションが従来の内科的治療よりも有効であるかどうかを決定すること。

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糖尿病治療における最初の薬剤は何が良いですか?(後向きコホート研究; JAMA Intern Med. 2014)

Initial choice of oral glucose-lowering medication for diabetes mellitus: a patient-centeredcomparative effectiveness study.

Berkowitz SA et al.

JAMA Intern Med. 2014 Dec;174(12):1955-62.

doi: 10.1001/jamainternmed.2014.5294.

PMID: 25347323

【研究の重要性】

経口血糖低下薬は多くのクラスが承認されているが、糖尿病治療法の初期選択を導くための比較有効性証拠はほとんど存在しない。

【目的】

治療初期に使用された経口血糖低下薬クラスの効果および、その後の治療強化および4つの短期的な有害臨床イベントの必要性を決定すること。

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小児てんかん重積発作に対する第二選択薬はどちらが優れていますか?アレビアチン®️ vs. イーケプラ®️(Open-RCT; ConCEPT trial; Lancet 2019)

Levetiracetam versus phenytoin for second-line treatment of convulsive status epilepticus in children (ConSEPT): an open-label, multicentre, randomised controlled trial.

Dalziel SR et al.
Lancet. 2019.
PMID: 31005386
FUNDING: Health Research Council of New Zealand, A+ Trust, Emergency Medicine Foundation, Townsville Hospital Private Practice Fund, Eric Ormond Baker Charitable Fund, and Princess Margaret Hospital Foundation.
This trial is registered with the Australian and New Zealand Clinical Trials Registry, number ACTRN12615000129583.

【背景】

フェニトイン(アレビアチン®️)は、一次ベンゾジアゼピン系薬剤による治療失敗後の小児けいれん性てんかん重積状態の二次治療のための標準治療だが、症例の60%でのみ有効であり、かなりの副作用と関連している。

より新規の抗けいれん薬、レベチラセタム(イーケプラ®️)は、より早期に投与することができ、潜在的により有効であり、そしてより許容しうる有害作用プロファイルを有する。

フェニトインまたはレベチラセタムが小児けいれん性てんかん重積状態に対する優れた二次治療であるかどうかを決定することを目的とした。

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慢性片頭痛患者における新薬Erenumabの効果はどのくらいですか?(DB-RCT; Neurology. 2019)

Erenumab in chronic migraine: Patient-reported outcomes in a randomized double-blind study.

Lipton RB, et al.
Neurology. 2019.

CLINICALTRIALSGOV IDENTIFIER: NCT02066415

PMID: 30996060

【試験の目的】

カルニトニン遺伝子関連ペプチド受容体を標的とするヒトモノクローナル抗体であるErenumab(エレヌマブ)の健康関連生活の質(HRQoL)、頭痛への影響、および慢性片頭痛(CM)患者の障害に対する効果を決定すること。

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発症後間もない心房細動患者におけるカルディオバージョン実施タイミングの比較(非劣勢 Open-RCT; ACWAS trial; N Engl J Med. 2019)

Early or Delayed Cardioversion in Recent-Onset Atrial Fibrillation.

Pluymaekers NAHA, et al.
N Engl J Med. 2019.
PMID: 30883054

【背景】

最近発症した心房細動患者は通常、薬理学的または電気的カルディオバージョンによる洞調律の即時回復を経験する。 しかし、心房細動がしばしば自発的に終了する(症候の自然寛解)ので、洞調律の即時回復が必要であるかどうかは知られていない。

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糖尿病患者でのバイアスピリン®️使用による心血管イベント初発予防効果はどのくらいですか?(RCT; ASCEND; N Engl J Med 2018)

Effects of Aspirin for Primary Prevention in Persons with Diabetes Mellitus.

Randomized controlled trial

ASCEND Study Collaborative Group, N Engl J Med. 2018.

Funding: British Heart Foundation and others

ASCEND Current Controlled Trials number, ISRCTN60635500

ClinicalTrials.gov number: NCT00135226

PMID: 30146931

【背景】

真性糖尿病は心血管イベントのリスク増加と関連している。アスピリンの使用は閉塞性血管イベントのリスクを軽減するが、出血リスクを増大させる。

糖尿病患者における心血管イベントの初発予防のための利点と危険のバランスは不明である。

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【症例検討】リリカ®️使用による体重増加はどのくらいですか?(Diabet Med. 2011; Eur J Clin Pharmacol. 2018)

【背景】

三叉神経痛の疑いで治療中の40代女性。激痛により食事が取れず体重が3kg減ってしまった。テグレトール®️(カルバマゼピン)低用量から漸増するも症状改善は認められず、リリカ®️(プレガバリン)が追加となった。疼痛を含め神経症状は改善したが治療開始1ヶ月後に体重が8kg増加した。

患者家族より「薬のおかげで痛みが和らぎ、食事が取れるようになったのは良かった。でも最近、すごく体重が増えているみたい。本人も気にしているみたいなのだけど、どうしたら良いでしょうか。」

状態は安定している様子。薬剤だけでなく治療計画も含め検討を行った。

【方法】

GoogleおよびPubmed検索。

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