DPP4阻害薬は糖尿病性網膜症のリスクとなりますか?(Diabetes Metab. 2018)#100

Dipeptidyl peptidase-4 inhibitor use and risk of diabetic retinopathy: A population-based study.

Kim NH et al.

Diabetes Metab. 2018 Mar 27. pii: S1262-3636(18)30073-9. doi: 10.1016/j.diabet.2018.03.004. [Epub ahead of print]

PMID: 29752167

試験の目的

ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害薬(dipeptidyl peptidase-4 inhibitor: DPP4i)の使用が、2型糖尿病患者における他の血糖降下藥と比較して、糖尿病性網膜症に有益であるか有害であるかを検討した。

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中高年齢者の起立性低血圧における臨床および無症候性心血管疾患リスク(J Am Heart Assoc. 2018; ARIC trial)

Orthostatic Hypotension and Risk of Clinical and Subclinical Cardiovascular Disease in Middle-Aged Adults.

Juraschek SP et al.

J Am Heart Assoc. 2018 May 7;7(10). pii: e008884. doi: 10.1161/JAHA.118.008884.

PMID: 29735525

背景

起立性低血圧(orthostatic hypotension: OH)は神経障害および血液量低下のよく知られた症状であるが、心血管疾患(CVD)リスクへの関係性について結論が得られていない。

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仮面高血圧症のリスクはどのくらいですか?(JAMA Cardiol. 2018)

Association of Cardiovascular Outcomes With Masked Hypertension Defined by Home Blood Pressure Monitoring in a Japanese General Practice Population.

Fujiwara T et al.

JAMA Cardiol. 2018 May 23. doi: 10.1001/jamacardio.2018.1233.

PMID: 29800067

試験の重要性

臨床現場での家庭血圧モニタリング(home blood pressure monitoring: HBPM)によって定義された仮面高血圧症に関連する臨床転帰は依然として不明である。

試験の目的

日本人一般集団における仮面高血圧症と心血管疾患イベントとの関連性を評価する

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2型糖尿病患者の降圧療法においてアンギオテンシン-アルドステロン ブロッカーへの追加薬は何が良いですか?(CJASN 2018)

Add-On Antihypertensive Medications to Angiotensin-Aldosterone System Blockers in Diabetes. A Comparative Effectiveness Study

Schroeder EB et al.

The Clinical Journal of the American Society of Nephrology 2018

PMID: 未

背景と目的

糖尿病患者の重大な腎臓イベントのリスクについて、アンギオテンシン変換酵素阻害剤(ACE-I)またはアンジオテンシンII受容体遮断薬(ARB)への(他クラスの)降圧薬追加による有効性の比較は依然として不明である。

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慢性腎臓病患者における血清尿酸値と腎障害および死亡(Am J Kidney Dis. 2018; Charge)

Uric Acid and the Risks of Kidney Failure and Death in Individuals With CKD.

Srivastava A et al.

Am J Kidney Dis. 2018 Mar; 71(3): 362-370.

PMID: 29132945

背景

血清尿酸濃度は慢性腎臓病(CKD)で増加し、尿細管傷害、内皮機能不全、酸化的ストレス、および腎内炎症を引き起こす可能性がある。尿酸濃度が CKDにおける腎不全および死亡に関連するかどうかは不明である。

研究デザイン

前向きコホート研究

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駆出率の差異により心不全の死亡率に違いはありますか?(Eur Heart J. 2018;Free)

Mortality associated with heart failure with preserved vs. reduced ejection fraction in a prospective international multi-ethnic cohort study.

Eur Heart J. 2018 Jan 29.

Lam CSP et al.

PMID: 29390051

トライアル登録番号: ACTRN12610000374066

背景

いくつかの疫学的研究で報告されているように、左室駆出率 40〜49%の保存期(heart failure with preserved ejection fraction:HFpEF)または mid-range駆出率(heart failure with mid-range ejection fraction:HFmrEF)を有する心不全患者の有病率および死亡率は、駆出率が低下した心不全(heart failure with reduced ejection fraction:HFrEF)と同様であるが、依然として議論の余地が大きい。

そこで前向き的かつ国際的な多民族人口における HFpEF、HFmREFおよび HFrEF患者の特徴およびアウトカムを比較した。

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