慢性骨髄性白血病における服薬アドヒアランスの重要性および治療目標の設定(ナラティブレビュー; 前向き研究 2件, SR&MA 1件)

【コメント】

個人的に気になり文献3報を読んだ。

個人的見解は次の通り;

慢性骨髄性白血病の治療において,少なくとも2年間の服薬アドヒアランス維持、特に90%以上のアドヒアランス維持は重要である。なぜなら服薬アドヒアランスが高いことと分子遺伝的完全寛解(complete molecular response, CMR)とは相関関係にあり、CMRを2年間保った患者では、グリベック®️やスプリセル®️、タシグナ®️などのチロシンキナーゼ阻害薬(Bcr-abl阻害がメイン)を中止しても再発が少ない。つまり薬剤服用を完全に中止できる可能性があるのだ。

しかし現段階において、永続的な無治療寛解(treatment-free remission, TFR)を維持できる可能性が示唆されているのはグリベック®️だけのようである。今後の研究報告に期待したい。特にスプリセルはよ。

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【CQもろたで】スタチン系薬剤は朝と夜どちらに飲んだ方が良いですか?(SR&MA; J Clin Lipidol. 2017)

Effects of morning vs evening statin administration on lipid profile: A systematic review and meta-analysis.

Review article

Awad K, et al.
J Clin Lipidol. 2017 Jul – Aug.PMID: 28826569

【背景】

スタチン投与に最適な時刻についての証拠は欠けている。

【試験の目的】

本研究の目的は脂質プロファイルに対する朝 vs. 夕方 スタチン投与の効果に関する証拠を検証することである。

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出血性脳卒中後の降圧薬はしっかり飲んだ方が良いですか?(Hypertension 2018)

Effect of Adherence to Antihypertensive Medication on the Long-Term Outcome After Hemorrhagic Stroke in Korea

Kim et al.

Hypertension 2018

PMID: 29915019

研究の背景

高血圧症は、出血性脳卒中の最も重要な単一の危険因子であり、世界的に死亡率および障害の主要な原因である。降圧薬の服薬アドヒアランスは、厳密な血圧管理を達成するために不可欠だが、服薬アドヒアランス不良は臨床診療において一般的である。

試験の目的

急性出血性脳卒中患者における降圧薬の服薬アドヒアランスおよび長期的なアウトカムへの影響を評価した。本研究は韓国全土の健康保険請求データベースに基づく後向きコホート研究である。

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