末梢動脈疾患患者における血圧は下げ過ぎない方が良い?(オーストラリアの前向きコホート研究: JAHA 2019)

Cohort Study Examining the Association Between Blood Pressure and Cardiovascular Events in Patients With Peripheral Artery Disease

Manapurathe TD et al.

Originally publishedhttps://doi.org/10.1161/JAHA.118.010748

Journal of the American Heart Association. 2019;8

【背景】

高血圧は末梢動脈疾患患者における心血管イベントの重要な危険因子である。ただし、これらの患者において最適な血圧目標はあまり定義されていない。

本研究では、末梢動脈疾患を有する前向きに募集された患者コホートにおける収縮期血圧(SBP)と心血管イベントとの関連を調べた。

【方法と結果】

合計2,773人の患者が含まれ、募集時にSBPに従って3群に分けられた(≦120 mmHg, n =604、121〜140 mmHg, n =1,065、および> 140 mmHg, n = 1,104)。

調整Cox比例ハザード分析において、SBP 120 mmHg以下の患者では、SBP 121〜140 mmHg(調整後ハザード比が1.36)の患者よりも心血管イベント(心筋梗塞、脳卒中、または心血管死)リスクが高いことを示唆した(adjusted hazard ratio, aHR =1.36; 95% 1.08〜1.72; P=0.009). 。

SBP> 140 mmHgの患者では、SBP 121〜140 mmHgの患者と比較して、主要心血管イベントの調整ハザード比は1.23(95%CI 1.00〜1.51; P = 0.051)だった。

これらの知見は、降圧薬を服用している患者や最低3か月の追跡調査を受けた患者に焦点を当てた患者を含む感度分析においても同様だった。

【結論】

本コホート研究は、末梢動脈疾患およびSBP 120 mmHg以下の患者において、主要心血管イベントリスクが高いことを示唆した。

調査結果は本患者グループにおける集中的なSBP低下の注意を提案する。


【コメント】

アブストのみ。

PAD患者では血圧120 mmHg以上なら良いのかも。収縮期血圧の下げ過ぎはリスクとなりそうですね。

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