メトグルコ®️単剤治療中の2型糖尿病患者ではSU剤に切り替えない方が良い?(BMJ 2018)

Sulfonylureas as second line drugs in type 2 diabetes and the risk of cardiovascular and hypoglycaemic events: population based cohort study.

Douros A et al.

BMJ. 2018 Jul 18;362:k2693. doi: 10.1136/bmj.k2693.

PMID: 30021781

研究の目的

2型糖尿病患者のメトホルミン単独療法と比較して、スルホニルウレア(SU薬)の追加または切り替えが、心筋梗塞、虚血性脳卒中、心血管死、全死亡および重度の低血糖リスク増加と関連しているかどうかを評価する。

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変形性関節症および関節リウマチ患者におけるセレコックス®️ vs. ボルタレン®️+オメプラール®️(CONDOR trial; Lancet 2010)

Celecoxib versus omeprazole and diclofenac in patients with osteoarthritis and rheumatoid arthritis (CONDOR): a randomised trial.

Chan FK et al.

Lancet. 2010 Jul 17;376(9736):173-9. doi: 10.1016/S0140-6736(10)60673-3. Epub 2010 Jun 16.

PMID: 20638563

FUNDING: Pfizer Inc.

試験の背景

シクロオキシゲナーゼ(Cyclo-oxygenase: COX)-2選択性的非ステロイド性抗炎症薬(non-steroidal anti-inflammatory drugs: NSAIDs)と、非選択的NSAIDs+プロトンポンプ阻害薬(proton-pump inhibitor: PPI)併用は、同様の上部消化管アウトカムであることが報告されている。

しかし胃腸管全体にわたる臨床アウトカムのリスク増加は非選択的薬剤よりもCOX-2選択的薬剤でより低いかもしれない。

本研究では、胃腸イベントに対するセレコックス®️(セレコキシブ)と、ボルタレン®️(ジクロフェナク)徐放製剤+オメプラール®️(オメプラゾール)併用とのリスクについて比較検討した。

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【AMR対策】安易に抗生剤を使うと救急外来の受診率が上がる?(Clin Infect Dis. 2008)

Emergency department visits for antibiotic-associated adverse events.

Shehab N et al.

Clin Infect Dis. 2008 Sep 15;47(6):735-43. doi: 10.1086/591126.

PMID: 18694344

試験の背景

薬物関連の有害事象は、抗生物質使用の過小評価の結果であり、これらの事象において全国規模まで範囲はを広げた研究はされていない。本試験の目的は、米国における抗生物質に関連する薬物関連有害事象により救急外来(emergency department, ED)を訪問した件数および割合を、薬物クラス、個々の薬物および引き起こされた事象タイプによって比較および推定することであった。

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2型糖尿病患者における早期の血糖コントロールは合併症をどのくらい防げますか?(Diabetes Care 2018)

The Legacy Effect in Type 2 Diabetes: Impact of Early Glycemic Control on Future Complications (the Diabetes & Aging Study)

Laiteerapong N et al.

PMID: 未

SUPPLEMENTARY DATA:http://care.diabetesjournals.org/content/diacare/suppl/2018/08/12/dc17-1144.DC1/DC171144SupplementaryData.pdf

研究の目的

糖尿病性合併症および死亡に対し早期の血糖コントロールおよび遺産効果(a legacy effect)を検討する。

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経皮的冠動脈インターベンション実施患者におけるcangrelor、エフィエント®、ブリリンタ®およびプラビックス®の比較:ネットワークメタアナリシス(Cardiovasc Revasc Med. 2017)

A comparison of cangrelor, prasugrel, ticagrelor, and clopidogrel in patients undergoing percutaneous coronary intervention: A network meta-analysis.

Westman PC et al.

Cardiovasc Revasc Med. 2017 Mar;18(2):79-85. doi: 10.1016/j.carrev.2016.10.005. Epub 2016 Oct 21.

PMID: 28089137

試験の背景

従来薬(例えばプラビックス®️、クロピドグレル)と比べ、より新しいP2Y12阻害剤、特に静脈内P2Y12阻害剤cangrelor(本邦未承認)は、より迅速な血小板阻害発現を有する。

Cangrelorと経口P2Y12阻害薬ブリリンタ®️(チカグレロル)とエフィエント®️(プラスグレル)との直接比較は未だ報告されていない。従って、経皮的冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention, PCI)を受けている患者において異なるP2Y12阻害剤を直接的および間接的に比較するためのネットワークメタアナリシスを実施した。

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PCI治療を受けた急性心筋梗塞患者におけるエフィエント®️ vs. ブリリンタ®️(PRAGUE-18 trial; Circulation 2016)

Prasugrel Versus Ticagrelor in Patients With Acute Myocardial Infarction Treated With Primary Percutaneous Coronary Intervention: Multicenter Randomized PRAGUE-18 Study.

Motovska Z et al.

Circulation. 2016 Nov 22;134(21):1603-1612. Epub 2016 Aug 30.

PMID: 27576777

ClinicalTrials.gov. Number: NCT02808767.

試験の背景

これらの新しいP2Y12阻害剤のより高い有効性がクロピドグレルと比較して最初に実証されて以来、7年間で、ticagrelorおよびプラスグレルの有効性および安全性の無作為化比較が発表されていない。

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【メモ】スタチンの力価換算表( the ACC/AHA Guideline on Treatment of Blood Cholesterol 2013)

2013 ACC/AHA guideline on the treatment of blood cholesterol to reduce atherosclerotic cardiovascular risk in adults: a report of the American College of Cardiology/American Heart Association Task Force on Practice Guidelines.

Stone NJ et al.

J Am Coll Cardiol. 2014 Jul 1;63(25 Pt B):2889-934. doi: 10.1016/j.jacc.2013.11.002. Epub 2013 Nov 12.

PMID: 24239923

表1. Statin Dose Intensity and Equivalency Chart


コメント

以前から気になっていたスタチンの力価換算。

代用のアウトカムですがまとめてみました。リスク・ベネフィットを踏まえる際に活用できるのではないかと考えています。

 

 

 

-Evidence never tells you what to do-




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急性脳卒中あるいは一過性脳虚血発作患者における2次予防はブリリンタ®️とバイアスピリン®️どちらが優れていますか?(SOCRATES trial; NEJM2016)

Ticagrelor versus Aspirin in Acute Stroke or Transient Ischemic Attack.

Johnston SC et al.

N Engl J Med. 2016 Jul 7;375(1):35-43. doi: 10.1056/NEJMoa1603060. Epub 2016 May 10.

PMID: 27160892

ClinicalTrials.gov number: NCT01994720

Funding: AstraZeneca

試験の背景

急性脳虚血患者における再発性脳卒中および心血管イベント予防のために、ブリリンタ®️(チカグレロル)はバイアスピリン®️(アスピリン)よりも有効な抗血小板療法であり得る。

チカグレロルとアスピリンの直接比較を検討したSOCRATES trialをご紹介します。


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高血圧患者に対する降圧目標と心血管疾患(CDSR 2018)

Blood pressure targets for the treatment of people with hypertension and cardiovascular disease.

Saiz LC et al.
Cochrane Database Syst Rev. 2018 Jul 20;7:CD010315. doi: 10.1002/14651858.CD010315.pub3.
PMID: 30027631

バックグラウンド

これは2017年に公表されたレビューのファーストアップデートである。

高血圧症は早期罹患と死亡の予防可能な主要原因である。高血圧および確立された心血管疾患を有する人々は特にリスクが高いため、血圧を標準的な目標値よりも下げることが有益であり得る。この戦略は、心血管死亡および罹患率を低下させる可能性を有しているが、有害事象を増加させる可能性もある。

高血圧および心血管疾患を有する集団における最適な血圧目標は未知のままである。

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超高齢者における死亡原因と血圧には関連性がありますか?(BMJ 2018)

Revisiting the association of blood pressure with mortality in oldest old people in China: community based, longitudinal prospective study.

Lv YB et al.

BMJ. 2018 Jun 5;361:k2158. doi: 10.1136/bmj.k2158.

PMID: 29871897

試験の目的

中国の超高齢者について、3年間の全死亡および死亡原因と血圧との関連性を明らかにする

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