【雑記】医療倫理の定義について考えてみた

「医療倫理」とは何か。改めて考えさせられる機会を得た。

日々、業務に勤しむ中で、おそらく身体に染み付いているが、すぐに言語化できないテーマだ。

ヒポクラテスやインフォームド・コンセント、尊厳死と、非常に幅広い本テーマについて、この機会に再度、自身の中の言葉の定義を見つめ直してみた。

私の知りうる限り、医あるいは医業における倫理観としての「ヒポクラテスの誓い」が医療倫理の基である。その後、ジュネーブ宣言、ヘルシンキ宣言を経て生まれた概念 “インフォームド・コンセント” を、医療人で知らぬ者はいないのではなかろうか。

さて、冒頭の疑問に立ち返り、研修を終えた今、改めて本定義について考えてみる。医療倫理とは何か、この問いに対し私は “全世界の医療人のモラル” と答えたい。

例えば、通勤中の道端で、うずくまっている人がいたら声をかける、こういった行為も医療倫理ではなかろうか。

では薬剤師の日常業務については如何だろうか。残念ながら、はっきりと線引きすることは叶わない。なぜなら、患者から処方せんを預かり、病状や体調変化について慎重に伺い、薬をお渡しする。この間に医療人のモラルとして当たらない行為を探す方が困難ではなかろうか。

声の大きさから表情、一つ一つの所作にも倫理観(あるいは倫理感)が宿るのではなかろうか。これは身だしなみについても言えると考えられる。例えば、髪はボサボサ、無精ヒゲ、服装が乱れている薬剤師と、身なりがきちんと整っている薬剤師と、どちらが患者から信頼や情報をより多く得ることができるだろうか。

つまり医療倫理とは、講義等の座学から学んで終わるものではなく、日々の業務の中で考え、自身の行為を俯瞰し、振り返る、そして常に自分に問いかけていく、医療人としての各々の行動規範そのものではなかろうか。

本テーマについて考える機会を得られたことを、関係各位にこの場を通して感謝いたします。

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