認知機能低下と心房細動との関連性は?(American Heart Journal 2019)

Association of Frailty and Cognitive Impairment with benefits of Oral anticoagulation in patients with atrial fibrillation

Madhavan M et al.

American Heart Journal 2019

PMID: 未

試験の背景

認知機能障害および虚弱さ(Frailty )の発生率は加齢とともに増加し、心房細動(AF)の治療と転帰の両方に影響を与える可能性がある。

方法

臨床的な認知機能障害と虚弱性(米国老年医学会の基準で定義されている)AFでのより良いインフォームドケアのためのアウトカムレジストリ(ORBIT AF)と多変量Cox回帰による関連調整転帰を調べた。アウトカムを決定する際の認知障害と虚弱性および経口抗凝固療法(OAC)との相互作用について検討した。

結果

AF 患者[中央値(IQR)75歳(67〜82歳)、57%男性]9749人における、認知障害および虚弱性がそれぞれ293人(3.0%)および575人(5.9%)確認された。

フレイル患者(68 vs. 77%、P <0.001)および認知障害を有する患者(70 vs. 77%、P = 0.006)はどちらもOACを受ける可能性が低かった。

認知機能障害[HR(95%CI)1.34(1.05-1.72)、P = 0.0198]とフレイル[HR 1.29(1.08-1.55)、P = 0.0060]の両方が死亡リスク増加と関連していた。

認知機能障害および虚弱性は、脳卒中/一過性虚血発作(TIA)または大出血と関連していなかった。

多変量解析では、死亡率や大出血、複合アウトカム(脳卒中、非中枢神経系全身性塞栓症、TIA、心筋梗塞または心血管死)との関連において、OACの使用と認知障害または虚弱性との間に相互作用はなかった。

結論

心房細動患者における認知機能障害または虚弱性は、脳卒中の予測リスクが高く、死亡率高値が確認されたが、それでもOACによる治療を受ける可能性は低かった。

それにもかかわらず、OACの利点は認知機能障害や虚弱のある患者とない患者で同じでした。

コメント

心房細動患者における認知機能低下とフレイルについて検討した研究。

あくまで相関関係であり,ニワトリが先かタマゴが先か,といった印象。

加齢には勝てないといったところでしょうか。

高齢になればOACを使っても使わなくてもアウトカムは変化なさそう。

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