糖尿病性黄斑浮腫にはアイリーア®️単独とマイクロパルスイエローレーザー併用はどちらが良さそうですか?(RCT; Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol. 2019)

Aflibercept with adjuvant micropulsed yellow laser versus aflibercept monotherapy in diabetic macular edema.

Randomized controlled trial

Khattab AM, et al.
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol. 2019.
PMID: 31127381

【目的】

糖尿病性黄斑浮腫(DME)の補助療法として使用した場合のアフリベルセプト注射回数の変更に対するマイクロパルスレーザー(MPL)の影響を評価した。

【方法】

前向きランダム化介入臨床試験には、2017年5月から2018年12月までの期間にクウェートのアルハディクリニックに参加したDME患者が含まれた。

患者は以下の2つのグループに割り当てられた。 グループAはアフリベルセプト注射のみを受け、グループBは1週間以内にアフリベルセプト注射とMPLの併用を受けた。

主要アウトカムは、中心黄斑厚(CMT)の変化によって導かれる各グループのアフリベルセプト注射の回数とした。

すべての患者は18ヶ月間追跡された。

副次的評価項目には、最良の矯正視力(BCVA)、コントラスト感度(CS)、および記録された合併症が含まれた。

【結果】

・51人の患者、54の眼が含まれていた(各グループ27眼ずつ)。

・グループBで統計的に高かった年齢(p =0.001)を除き、ベースライン特性については、2つのグループ間に統計的に有意な差はみとめられなかった。

・注射回数は、グループA(7.3±1.1)よりもグループB(4.1±1.1)で有意に少なかった(p <0.005)。

・18か月目に、両方のグループでCMTの有意な減少があったが(p <0.005)、両群間に統計的な差はなかった(p = 0.989)。

・両グループの最終BCVAも同様に、どちらの群においても統計的に有意な改善を示した(p <0.005)が、両群間で統計的に有意な差はなかった(p =0.082)。

・両グループで、CSはベースラインから有意な改善を示した(p <0.005)。

・どちらのグループでも眼または全身への悪影響は観察されなかった。

【結論】

DMEに対する補助的なMPLは、アフリベルセプト注入頻度の負担を軽減し、解剖学的および視覚的アウトカムを同等にすることができた。


【コメント】

アブストのみ。

アイリーア®️の使用回数が3回程度減少するのはかなり意義があると思います。なんせ薬価ベースで138,653円2mg/0.05mL/瓶)ですから。

ちなみにマイクロパルスイエローレーザーは、診療報酬ベースで10,020点なので100,200円/回ですね。1〜2回で済むことを考慮すると、少し安くなりますね。

 少し古い研究ですが、日本の糖尿病患者のうち糖尿病網膜症にかかっている割合15%、約140万人推定OCULISTA 2013; 8:1-5)されているため、患者一人あたりの医療費削減は重要ですね。

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