白衣性高血圧症は心血管イベントや死亡リスクの増加と関係がありますか?(SR&MA; Ann Intern Med. 2019)

Cardiovascular Events and Mortality in White Coat Hypertension: A Systematic Review and Meta-analysis.

Cohen JB, et al.
Ann Intern Med. 2019.

Primary Funding Source: National Institutes of Health.

PMID: 31181575

【背景】

孤立した高血圧(Blood Pressure, BP)の長期的な心血管リスクは不明である。

【目的】

未治療の白衣高血圧症(white coat hypertension, WCH)および治療した白衣効果(white coat effect, WCE)に関連する心血管イベントおよび全死因死亡のリスクを要約すること。

【データソース】

PubMedおよびEMBASE、言語制限なし。開始から2018年12月まで。

【研究選択】

正常血圧と比較したWCHまたはWCEの心血管リスクを評価する少なくとも3年間の追跡調査を伴う観察研究。

【データ抽出】

2名の研究者が独自に試験データを抽出し、試験の質を評価した。

【データ合成】

未処置のWCHまたは処置済みのWCEを有する25,786人の参加者および平均3〜19年間追跡された正常BPを有する38,487人を含む27の研究が含まれた。

正常血圧と比較して、未治療のWCHは心血管イベント(ハザード比[HR] =1.36 [95%CI 1.03〜2.00])、総死亡率(HR =1.33 [CI 1.07〜1.67]) 、および心血管死亡率(HR =2.09 [CI1.23〜4.48])のリスク増加が認められた。

心血管イベントの定義に脳卒中が含まれる研究では、WCHのリスクは軽減されていた(HR =1.26 [CI 1.00〜1.54])。

治療を受けたWCEと心血管イベント(HR =1.12 [CI 0.91〜1.39])、総死亡率(HR =1.11 [CI 0.89〜1.46])、または心血管死亡率(HR =1.04 [CI 0.65〜1.66])との間に有意な関連は見られなかった。

調査結果はいくつかの感度分析にわたって持続した。

【試験の限界】

孤立した心臓のアウトカムを評価したり、参加者の人種や民族を報告したりする研究の不足。

【結論】

未治療のWCHでは、心血管イベントと総死亡のリスク増加と関連していた。しかし治療後のWCEではリスク増加が認められなかった。

高血圧の診断と管理には、不在時の血圧モニタリングが重要である。


【コメント】

アブストのみ。

白衣高血圧症についても治療した方がよいかもしれないとの結果。しかし効果推定値のキレはあまり良くなく、また観察研究であるため因果関係は不明。

続報を待ちたい。ら

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