教育レベルと認知症との関連性はどのくらいですか?(Neurology 2019)

Education and cognitive reserve in old age.

Wilson RS, et al.
Neurology. 2019.

PMID: 30728309

試験の目的

認知症に対する教育の貢献(発症遅延効果)を評価すること。

方法

臨床病理学的コホート研究の高齢者を対象に縦断的に分析した。

年1回の認知テストを2,899名が受けた。

内訳として、脳血管マーカーおよび10の神経変性物質のうち、どちらかが認められたのは752例、両方ともに認められたのは405例だった。また認知症が進行し死亡した患者は696例だった。

結果

参加者は平均16.3年間(SD = 3.7、範囲0〜30)の教育を受けていた。

全参加者において、教育は初期レベルの認知機能と関連していたが、認知変化率とは関連していなかった。

認知症を発症した人々における認知機能低下率は、診断の平均1.8年前に加速したが、教育は認知機能向上率または認知症発症とは無関係だった。

死亡者では、認知機能低下率は死亡の平均3.4年前より加速したが、より高学歴の患者では早期の(後期ではない)認知機能向上に関連していたが、加速率とは無関係であった。

高等教育は、肉眼的および顕微鏡的脳梗塞の可能性が低いことと関連していたが、他の神経病理学的マーカーとは関連していなかった。

教育は、神経病理学的負担によるものではない認知変化とは無関係であり、より早期の神経病理学的負担およびより急速な認知機能低下を減少させなかった。

結論

認知予備力への教育の貢献は老齢前の認知機能のレベルとの関連に限定されていることが示唆された。


コメント

アブストのみ。脳トレは老いる前にやれ、ということでしょうか。

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