持続性心房細動患者に対するベプリコール®️の効果はどのくらいですか?(RCT; J-BAF study; Circ J. 2009)

Dose-response effects of bepridil in patients with persistent atrial fibrillation monitored with transtelephonic electrocardiograms: a multicenter, randomized, placebo-controlled,double-blind study (J-BAF Study).

Randomized controlled trial

Yamashita T, et al. Circ J. 2009.

PMID: 19359813

【背景】

持続性心房細動(AF)患者を対象に、毎日のトランステレフォニックモニタリングを使用して、ベプリジルの用量反応効果と安全性を決定するために、多施設ランダム化プラセボ対照二重盲検試験を実施した。

【方法および結果】

合計90人の患者をランダム化して、プラセボ、100 mg /日、200 mg /日のベプリジル治療を12週間受けた。

治療後、洞調律に変換した患者はプラセボで3.4%、100mg /日を投与した患者で37.5%、200mg /日を投与した患者で69.0%であり、したがってAF変換の線形用量反応関係を示した。

変換率は、ベプリジルの開始後約6週間で徐々に最大値に達しました。 しかし、AF再発率は高かった(100 mg /日を投与された患者で91.7%、200 mg /日を投与された患者で75.0%)。

おそらくではあるが、薬物に関連する有害事象も頻繁に発生した:心室頻拍2例、QT延長4例、洞徐脈2例。

200 mg /日グループで治療された患者では、1人の患者が心室性頻拍のために突然死亡した。

【結論】

本研究では、洞調律へのAF変換に対するベプリジルの用量反応関係を実証した。 しかし、AF再発率が高く、突然死を含む実質的な薬物関連の副作用により、持続性AFの治療にベプリジルを使用することについて注意が喚起された。 薬の利益とリスクのバランスを個別化する必要がある。


【コメント】

アブストのみ。

心房細動患者において洞調律を保つことが必ずしも有益であるとは限らない。患者の意向に強く影響されそうだが、再発率が高く突然死もあるとなると悩ましい。

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