多剤耐性細菌:病室と患者の手には何がいるのか?

Multidrug-resistant Organisms in Hospitals: What Is on Patient Hands and in Their Rooms?

Mody L, et al.
Clin Infect Dis. 2019.
PMID: 30980082

【背景】

多剤耐性生物(Multidrug-Resistant Organisms, MDRO)感染における医療従事者の手の汚染の影響は重要なためよく研究されている。 しかし患者の手の汚染の役割はさらに特徴付けられる(研究を重ねる)必要がある。

【方法】

ミシガン州南東部の2つの病院において、患者の部屋に到着してから24時間以内に募集され、かつ前向きに鼻孔、利き手、および6つの接触環境面の微生物監視を用いて追跡した

サンプリングは、入院時、3日目および7日目に、そして退院まで毎週行われた。 患者の手や部屋の表面から分離されたメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)のペアサンプルは、パルスフィールドゲル電気泳動(pulsed-field gel electrophoresis)およびブドウ球菌カセット染色体メック(staphylococcal cassette chromosome mec)、ならびにPanton-Valentineロイコシジンタイピング(Panton-Valentine leukocidin typing)を使用して関連性について評価された。

【結果】

合計399人の患者(平均年齢60.8歳; 49%男性)が登録され、710回の来診が行われた。 ベースライン時に患者の14%(n = 56/399)にMDROが定着していた。

患者のうち10%(40/399)が手にMDROが付着していた。

病室の29%がMDROを有していた。

滞在中、患者のうちの6%(14/225人の患者が2回以上の来院)が手にMDROを新たに獲得した。

患者における新たなMDRO取得は、24.6 / 1000患者 – 日の割合で、そして部屋において58.6 / 1000患者 – 日の割合で生じた。

タイピングは、患者の手のMRSAと部屋の表面との間に高い相関関係を示した。

【結論】

本研究データでは、MDROによる患者の手の汚染が一般的であり、そして高接触室表面の汚染と相関することを示唆している。

患者の手指衛生プロトコルは、病原体の伝播および医療関連感染を減らすために考慮されるべきだ。


【コメント】

アブストのみ。

手洗い大事!

これが言いたかっただけです.

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