ルーティンな市販の口内洗浄剤使用は高血圧リスクとなりますか?(前向き研究; SOALS関連研究; Blood Press. 2019)

Over-the-counter mouthwash use, nitric oxide and hypertension risk.

Joshipura K, et al.

Blood Press. 2019.

【目的】

口内洗浄液は多くの人が使用している。短期間の臨床試験により、抗菌性の口腔内洗浄液は口腔内の硝酸還元菌を枯渇させ、全身性一酸化窒素の生物学的利用能を低下させることが示されている。

San Juan Overweight Adults Longitudinal Study(SOALS)を用いた以前の報告では、頻繁に市販の口内洗浄剤を使用すると糖尿病前症/糖尿病のリスク増加と独立して関連することを示した最初の研究であった。

本試験は、市販の口内洗浄剤使用が高血圧のリスク増加と関連していたかどうかを評価する。

【方法】

SOALSは40〜65歳の太りすぎ/肥満の個人を募集した。 2011年にベースライン評価が開始され、2016年までに3年間のフォローアップ試験が完了した。

フォローアップを完了した1,028人の参加者(76%)から、高血圧または収縮期または拡張期BP ベースラインでの高血圧カットオフ(n = 481)、喫煙の欠如(n = 1)、身体活動の欠如(n = 1)、およびアルコール摂取の欠如(n = 5) 、これらを除いた540人の参加者が含まれた。

主な暴露は、1日2回以上の口内洗浄液の使用だった。

本試験の主なアウトカムは、フォローアップ中に医師が診断した高血圧である。

年齢、性別、喫煙、身体活動、腰囲、アルコール摂取、収縮期血圧、前糖尿病/糖尿病の状態および心臓の薬物使用を制御するポアソン回帰を使用した。 さらに、他の口内洗浄液の使用分類を評価した。

【結果】

・フォローアップ中に全体のうち12%(66/540)が高血圧を発症した。

・1日2回以上、口内洗浄液を使用した群では、使用頻度の低い群と比較して高血圧の発生率が高く(発生率比Incidence Rate Ratio, IRR = 1.85、95%信頼区間 1.17〜2.94)、非使用群と比較しても発生率が高かった(IRR = 2.17; 95%CI :1.27〜3.71)。

・追加で評価されたいくつかの潜在的な交絡因子は、これらの関連に影響していなかった。

・喫煙経験のない人の間でも本関連性は認められた。

・1回の研究訪問による血圧を含む追加のアウトカム評価においては,関連性を示さなかった。

【結論】

本研究では、市販の口内洗浄液を頻繁に、定期的に使用することは、高血圧およびその他の潜在的な交絡因子の主要な危険因子とは無関係に、高血圧のリスク増加と関連していた。


【コメント】

アブストのみ。

本文が読めないため交絡因子やアウトカムの詳細については不明。

本研究結果から、定期的に口腔内洗浄剤を使用しているグループでは、高血圧発症リスクが高かった。

ただし、あくまでも相関関係が認められたにすぎない。基礎疾患や使用薬剤など調整した交絡因子が気になるところ。

患者背景は肥満ということぐらいしか分からない。全文読みたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください