フランスの中年層における超加工食品摂取と死亡リスクの関係はどのくらいですか?(JAMA Intern Med. 2019.)

Association Between Ultraprocessed Food Consumption and Risk of Mortality Among Middle-aged Adults in France.

Schnabel L, et al.
JAMA Intern Med. 2019.

PMID: 30742202

試験の重要性

超加工食品の摂取量が多いほど、非感染性疾患の発生率が高いことを示す証拠が増えている。しかし今日まで、超加工食品の消費と死亡リスクとの関連を報告した研究は限定的である。

試験の目的

超加工食品の消費と全死因死亡リスクとの関連性を評価すること。

試験デザイン、設定、および参加者

本観察的前向きコホート研究は、2009年5月11日に開始され進行中のコホート研究であるthe French NutriNet-Santé Studyから45歳以上の成人を選択し、2017年12月15日まで追跡調査を行った(追跡期間の中央値7.1年)。

最初の2年間の追跡調査の間に、少なくとも1セット3つのウェブベースの24時間の食事記録を記録した場合、参加者として選択された。社会人口統計学、生活習慣、身体活動、体重と身長、および人体計測学を含む自己申告データがベースライン時に収集された。

暴露

超加工食品グループ(NOVA食品分類システムから)とは、たいてい添加物と組み合わされた成分から作られ、すぐに食べられる又は加熱された調合物として特徴付けられる食品である。

各参加者について、食事中の超加工食品の割合(重量)を計算した。

主要アウトカムと測定

超加工食品の割合と全死亡率との関連を主要アウトカムとした。

追跡調査の最初の2年間に利用可能な24時間の食事記録すべてからの平均食事摂取量を計算し、ベースラインの通常の飲食摂取量と見なした。

死亡率は、特定の死亡原因のフランス国内登録簿CépiDCを用いて評価した。潜在的時間尺度として年齢を用いて、多変量コックス比例ハザード回帰モデルを使用して、全死亡率についてハザード比(HR)および95%CIを決定した。

結果

合計44,551人の参加者が含まれ、そのうち32,549人(73.1%)が女性であり、ベースライン時の平均年齢は56.7(SD 7.5)歳であった。

超加工食品は、総エネルギー摂取量の平均割合21.9%(SD 10.9%)に対応して、消費された全食品重量の平均割合14.4%(7.6%)を占めた。

超加工食品の消費は、①より年齢が若く(45〜64歳、平均体重の割合 14.50% [SE 0.04%], P <0.001)、②低所得であり(<€1200 /mo, 15.58% [SE0.11])、③学歴が低く(卒業証書がないあるいは小学校を出ていない 15.50% [0.16%], P <0.001)、④一人暮らし(15.02% [0.07%], P <0.001)、⑤より体格指数が高く(体重kg /身長m2で算出;≧30、15.98% [0.11%], P <0.001)、および身体活動レベルがより低かった(15.56% [0.08%], P <0.001)。

追跡期間中に発生した死亡は合計602人(1.4%)だった。交絡因子を調整した後、超加工食品の摂取割合の増加は、全死亡率の高リスクと関連していた(10%増分あたりのHR =1.14,95%CI 1.04〜1.27, P = 0.008)。

結論と関連性

超加工食品の摂取量の増加は、本成人集団における全体的な死亡リスク増加と関連しているようだった。これらの調査結果を確認し、超加工食品が健康に影響を与える可能性がある様々なメカニズムを解くためには、更なる前向き研究が必要である。


コメント

アブストのみ。

前向き研究で追跡期間は約7年間。超加工食品と死亡リスクとの関連性を検討した研究。

ベースライン時の基礎疾患についても調整した方がより良いと思う。交絡因子を調整しきれていないという印象を受けだが、まぁ加工食品ばかり食べていたら太って併存疾患増えていくのは想像に難くない。

何でも当てはまるかもしれませんが、ほどほどが良いですよね〜。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です