ドライアイ患者にはジクアス®️単独よりもヒアルロン酸ナトリウムPF点眼液を併用した方が良いですか?(RCT; Cornea. 2014)

Additive Effect of preservative-free sodium hyaluronate 0.1% in treatment of dry eye syndrome with diquafosol 3% eye drops.

Hwang HS et al.

Cornea. 2014 Sep;33(9):935-41.

doi: 10.1097/ICO.0000000000000213.

PMID: 25055152

【目的】

本研究の目的は、ドライアイ症候群における防腐剤を含まないヒアルロン酸ナトリウム点眼液0.1%およびジクアホソル点眼液3%併用による治療効果を評価することだった。

【方法】

ドライアイ症候群の患者150人がランダムに3つのグループに分けられた。追跡期間は3ヶ月だった。

・グループ1(患者50人)では、防腐剤フリーのヒアルロン酸ナトリウム点眼液0.1%を毎日4回点眼

・グループ2(患者50人)はジクアホソル点眼液3%を毎日4回点眼

・グループ3(患者50人)はジクアホソル点眼液3%および防腐剤を含まないヒアルロン酸ナトリウム点眼薬0.1%を毎日それぞれ4回点眼

眼表面疾患指数(Ocular surface disease index, OSDI)スコア、涙液層破壊時間、シルマーIテスト、角膜フルオレセイン染色、およびimpression cytology法(眼表面の細胞診に用いられる方法)を評価した。

【結果】

・OSDIスコア、涙液層破壊時間、シルマーIスコア、フルオレセインおよびローズベンガル染色、杯細胞密度、およびimpression cytology学的所見は、治療開始1、2および3ヶ月後において、ドライアイ患者のグループ1と比較して、グループ2および3で大幅に改善された(P <0.05)。

・3ヶ月後のグループ3において、グループ2と比較して、OSDIスコア(-8.48±0.97、-5.69±0.78; P = 0.02)、フルオレセイン(-1.43±0.21、-1.02±0.18; P = 0.03)、およびローズベンガル染色(-1.12± 0.26、-0.75±0.12; P = 0.03)、杯細胞密度(89.65±14.39、70.36±16.75; P = 0.03)、およびimpression cytology学的所見(-0.53±0.12、-0.34±0.90; P = 0.01) は、統計学的に有意な差が示された。

【結論】

保存料を含まないヒアルロン酸ナトリウム点眼液0.1%およびジクアホソル点眼液3%による併用療法は、ドライアイ症候群におけるジクアホソル点眼液3%単独療法または保存料を含まないヒアルロン酸ナトリウム点眼液0.1%による治療よりも効果的だった。

防腐剤を含まないヒアルロン酸ナトリウム点眼液0.1%は、ドライアイ症候群におけるジクアホソル点眼液3%の効果を高めることができる。


【コメント】

アブストのみ。

ドライアイ患者において、だいたいヒアレイン®️単独で治療を開始することが多いように感じています。また単独療法で効果が得られない場合、少なくとも私の周囲ではジクアス®️またはムコスタ®️点眼液が追加されます。各点眼薬を併用した場合の効果について調べてみた。

さて、今回の検討結果によりヒアルロン酸0.1%(防腐剤フリー)単独よりもジクアス®️単独、さらにジクアス®️単独よりもジクアス®️+ヒアルロン酸0.1%(防腐剤フリー)併用療法の方が優れていた。

一応効果あるみたいですね。3つ併用(さらにムコスタ®️点眼の追加)するとどうなるのか知りたいところ。

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